事業内容
バトンズはM&Aを支援する企業です。
・会社を売りたい人、買いたい人をマッチさせる場所の提供
・会社の売買にまつわることの支援サービス
そもそもM&Aとは
M&Aをざっくり言うと、
「会社が会社を買ったり、一緒になったりすること」です。
なぜそんなことをするかというと
- 事業を大きくする:自社にない商品・サービスを取り組む・エリアの拡大
- 新しい市場に進出する:海外や別業界へ一気に進出
- 人材・技術を獲得する:優秀な人材や特許・ノウハウを手に入れる
- 後継者問題を解決する:中小企業の事業承継
- 経営効率を高める:重複する設備や人員などを整理
このあたりが理由です。
特に最近では「会社を継いでくれる人がいない」という困りごとが全国的に増えています。
M&A『買収パターン』
買収のパターンでは
A社がB社を買う。なのでB社はそっくりそのまま残るケースが多いです。
たとえば…
・キリンHDがワインや酒類事業を強化するためにメルシャンを買収、完全子会社化。
・SBG(ソフトバンクグループ)がイギリスの半導体設計会社ARM(アーム)を買収、完全子会社化。(その後ARMはナスダックに上場して、株が世の中に出たので連結子会社)
合併パターン
合併のパターンは、「A社とB社がひとつの会社に」なります。
社名がくっついたパターンだと…
三菱東京UFJ銀行
→ 三菱東京銀行+UFJ銀行
→ 2006年に合併して誕生。
新しい企業名になったパターンだと…
みずほ銀行
第一勧業銀行+富士銀行+日本興業銀行
銀行はそれぞれほぼ同じ事業であることや、
システムの開発や運用に、たくさんお金がかかるので、タッグを組んだ方が合理的なので合併が多くなります。
全国に数多くある地銀(地方銀行)も再編がどんどん進んでいて目が離せません👀
バドンズはM&A“仲介会社ではない“
M&Aはものすごく労力がいることなので
専門の仲介会社がいます。
「後継者がいないから引き継いで欲しい」という売り手企業と
「新しい事業を買いたい!」という買い手企業を
繋いでいくのがM&A仲介会社
・企業価値や売却価格を算定
・条件や交渉をサポート
・契約、成立まで支援
このあたりがM&A仲介会社の業務内容になりますが
バトンズはM&A仲介会社ではなく、プラットフォーマーです。
BATONZ(バトンズ)
「BATONZ」はプラットフォーマー。
たとえば不動産業界に置き換えると、情報サイトのスーモなどの役割に近いです。
アパートを貸したい人と借りたい人をマッチさせるスーモ。
会社を売りたい人と買いたい人をマッチさせるBATONZ。
さらに両者に共通するポイントは
「仲介会社も顧客になる」ことです。
仲介会社がBATONZを利用するメリット
業務DX、よく聞く言葉ですが
テクノロジーを活用して、いままで膨大な時間がかかっていたことをスムースにやりましょう!が業務DXです。
これまでのM&Aは、仲介会社の負担がとても大きく、年数回の成立がやっと…
そうした理由で、成約報酬が高額になってしまいます。
これだと「会社を売りたくても売れない、、」という企業がたくさん出てきます。
主なサービスでは
・決算書から評価額を出す、自動生成ツール
・生成AIによるシナジーチェック
時間のかかっていた部分を短縮できることで成約までのコストは下がりますし、
これまで以上に、企業の気持ちに寄り添う余裕も生まれますよね。すごく重要な部分だと思います。
M&Aの市場環境は?
日本では年間7万件が廃業しています。
そのうちの半数が黒字廃業。つまり…
本来は継続できるはずだった企業なんです。
・経営者が高齢、後継者がいない
・買い手が見つからない
・利益が出ていても設備投資などによる借入金がたくさん残っていて次に引き継げない
・いまは黒字でも将来は縮小傾向が見込まれる、かといって積極的な設備投資は難しい
黒字廃業の主な理由としてはこのあたりです。
会社はお金を産む四角い箱ではなく
たくさんの人が働いていて
その人たちそれぞれに家族がいて、
生きています。
そうした社員たちを守るためにも、会社や事業の継続は、大きなニーズとして存在します。
「買ってもらいたいけど難しくて!」という企業が沢山ある。
そんな社会課題を解決するのが「BATONZ」です。
企業業績は
バトンズは3月期決算企業です。
2027.3月期(いま取り組んでいる期/今期)の
第1四半期(4-6月期)決算が
2026.8.14に発表となりました。
4-6月期
売上高は4億9400万円
営業利益は200万円
バトンズは2026年の4月に上場したばかり。四半期ごとの前年比較ができません。
今期の業績予想は
売上高が24億円(+22.1%)
営業利益は3億8700万円(+6.6%)
2026年3月にゴールした成績よりも
増収・増益です。順調!
決算資料を読んでいくと…
バトンズの決算には季節要因もあって
第1四半期は例年、低水準だそう。
今年はオフィスの移転もあったことで、営業利益は圧縮されて200万円。
来年の3月までにほんとに営業利益が3億8700万円になるの?!と思う数字ですが、
通勤業績予想に対する売上高の進捗率は20%。この水準も例年通りのようで、
2027.3月期 通期の業績見通しに変更はないそうです。
事業別の成長力
バトンズの事業は2本柱です。
・M&Aプラットフォームでマッチング事業
・M&Aにまつわるサービスを月額で提供するSaaS事業
どちらの事業も一年前と比べて
30%前後の成長と順調
4-6月は
⭐︎M&Aの成約数など量の面では微減
→支援サービスを受けた機関の数はダウン (-5%)
→M&Aの売り案件公開件数はアップ (+14%)
→成約数はダウン(-3%)
→有料オプションのソーシング支援社数ダウン(-6%)
こうやってみると数でわかる部分は前年比で落ちてる
⭐︎単価は改善
支援サービスを行うSaaSの事業では…
ARPPU は大幅アップ(+37%)
(ARPPU=課金ユーザーが1人あたりどのくらい払っているか)
プラットフォーム事業でも
ARPPU(+28%)と大幅アップ
誰でもいつでもM&Aができる社会へ
買い手と巡り合うことができずに、泣く泣く廃業せざるを得ない。
そんな会社を一つでもなくせる社会へ。
まさにバトンをつなげるサポートをしているバトンズ。
地方の小規模事業者にとっての救世主です。
人口減少、少子高齢化、、、ますますその役割は大きくなっていきそうですね。
554A バトンズ(4/21上場) 株価
・2026年9月18日終値 1494円
・年初来高値 2818円(4/27)
・6月につけた年初来安値1020円からは下値切り上げながら堅調
・上場時の公開価格は660円、初値は1674円(△153%、公開価格2.5倍)
※上場したばかりの銘柄の注意点
上場半年後の10月18日以降に『ロックアップ解除』となります。
大株主が『株を売却してもいい』状態になるため。株を売りたい人と買いたい人のバランスが悪化します。
バトンズの大株主の上位3位は
・日本M&AセンターHD 140万株(32%)
・神瀬社長95万株(22%) リクルートを経てCMOとして参画、のちに代表へ
・宮竹秀太郎常務取締役59万株(14%) 創業メンバー
バトンズは日本M&Aセンターの社内事業からのスピンオフ、社内ベンチャースタートなのでこうした株主構成です。
ベンチャーキャピタル(VC)は支援/投資先の上場により換金をすることが目的になるので、VCの構成比率に注目です。
バトンズの場合はXTechVenturesなどがそれにあたり、4−6位それぞれ7−8%の保有シェアです。
年末にかけてどのような株価推移となるのでしょうか。
バトンズの次の決算発表は第二四半期決算、11月中旬以降に出てきます。
勉強に使っているもの
iPadをノート使いしています。
手書きのほうが覚えるし、楽しいからです。
手描き文字も検索できるノートアプリ(Good Note)がおすすめです。
紙みたいに書ける保護シートがあるとなおよしです。
